プロバンサインの胃腸薬としての使われ方

プロバンサインの多汗症治療以外の使われ方

多汗症の薬としても国から認可され、日本唯一の多汗症治療薬でもあるプロバンサインですが、汗だけでなく、別の用途でも使われている汎用性の高い薬でもあります。

 

内蔵の痙攣(けいれん)や過剰な胃酸の分泌を抑える作用があるため胃腸薬としても使われます。

 

そのため多汗症以外の主な使われ方として、十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、膵炎(すいえん)、過敏大腸症、過敏性腸症候群などの症状を抑えるために使用されることがあります。

 

一見すると多汗症とお腹の薬のどこに関連性があるの?と思われる方も多いと思いますが、胃や腸などの内蔵も汗の原因となる自律神経が関係しています。

 

胃の痛みの主な原因は大量に出る胃酸によって自分で自分の体(胃の粘膜)を傷つけることで起こる場合が多いですが、この胃酸を抑えるのにも自律神経が関係します。

 

プロバンサインの効果とメカニズムでも詳しく説明していますが、多汗症の汗というのも自分自身ではコントロールできない自律神経(交感神経と副交感神経)によって支配されています。

 

つまり、胃痛の原因も多汗症の汗もメカニズムとしては同じでどちらの症状も抗コリン剤であるプロバンサインを服用することで自律神経の働きを抑制することができ、どちらにも適用があるというわけです。

 

そのため、お腹の薬でありながら汗を抑える、汗の薬でありながら腹痛を抑えるといった相互の効果が期待できるというわけです。

 

一見するとどこに関係があるんだ?と不思議に思うことでも当たり前ではありますがちゃんとした理由があるんです。

 

不思議ですが少し面白い点でもあります。

 

プロバンサインはこういった広い用途で使われている安全性の高い薬なので安心して使ってみると良いと思います。

 

ただし、使用時は用法用量を守って正しく使うようにしてください。
プロバンサインの多汗症治療を目的とした場合の使い方は以下で詳しく説明しているので一緒に読んでおいてください。

 

プロバンサインの多汗症対策としての使い方