プロバンサインの多汗症対策としての使い方
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療薬として使われているプロバンサインですが、多汗症治療のための使い方について紹介します。
胃潰瘍などとの使い方とは多少異なる部分もあるので通常の使い方と多汗症治療のための使い方の両方を紹介します。
プロバンサインの使い方
多汗症対策としてプロバンサインを使用する場合は、薬の効き目から逆算して効果を得たいタイミングで薬を服用することが大切です。
薬はあくまでも飲んでいるときにのみ作用するものなので不要な時に飲んでもあまり意味はありません。
1日中汗をかいてしまう方は胃潰瘍などと同じ飲み方でも構いませんが、仕事中や授業中など、汗が大量に出る場面がわかっているときはその場面で効果を得られるように服用しましょう。
服用のタイミングとしては効果の得たい場面の1〜1時間半前に1錠(プロパンテリン臭化物15mg)を服用しましょう。
効き目には個人差がありますが、一般的に効果を実感できるまでに1時間〜1時間半かかり、効果の効きは4〜6時間持続します。
直前に飲んでも効きを感じられるまでに多少の時間はかかるため、焦ってしまわないように早め早めに飲むようにすると良いでしょう。
ただし、薬は個人差が出やすいため、30分で効果を感じられる人もいれば2時間かかる人もいます。
何度か服用しながら自分にとっての最適なタイミングを見つけるようにして下さい。
また、1錠で効果を感じられないときは2錠、3錠と試してみて、副作用の具合を確かめながらベストな服用量を見つけるようにすると良いでしょう。
飲み方のコツ
会社員や学生であれば日中の汗を止めたいとお考えかと思います。
その場合、朝に一錠飲み、昼食後数時間でもう一錠追加するのが1日中効果を得る上でベストなタイミングと言えるかと思います。
また、個人差による部分も大きいですが、空腹時の方が薬の効きを実感しやすいという声が多いため、飲むタイミングも調整して、食後がいいのか食前がいいのかなどを自身で確かめて行くのも良いかと思います。
あくまでも一つの使用例で基本となる飲み方です、細かな部分は服用しながら用法用量のルールの中で使用するようにしてください。
一般的な飲み方と服用の上限
通常1回1錠を1日に3〜4回服用します。
つまり、1日最大で4錠(プロパンテリン臭化物60mg)を上限として使うのが良いでしょう。