多汗症治療薬プロバンサイン 効果とメカニズム

プロバンサインの多汗症治療への効果と医学的メカニズム

現在日本で唯一多汗症治療に効果のある薬として認証されているのがプロバンサインです。

 

プロバンサインは主に胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療薬として使われている薬ですが、その適応の中に汗を抑制する効果が認められているため多汗症の治療薬としても使われています。

 

それでは、プロバンサインの多汗症への効果とその作用のメカニズムを解説します。

 

効果とメカニズム

プロバンサインはプロパンテリン臭化物を主成分とする多汗症治療薬です。

 

多汗症などの異常な発汗、大量の汗には副交感神経のアセチルコリンが関与していると言われており、このアセチルコリンが活発化することで大量の汗が吹き出します。

 

多汗症の汗、発汗の原因となるアセチルコリンの働きを抑制することで汗を防ぐのがプロバンサインの効果です。

 

プロバンサインを服用することでプロパンテリン臭化物が副交感神経アセチルコリンの刺激を弱め、発汗作用を抑制する効果が得られるという特徴があります。

 

つまり、アセチルコリンが活発化によって流れ出す大量の汗をプロバンサインを服用することでアセチルコリンを抑制し平常通りに戻すというわけです。

 

薬の効き目には個人差がありますが、効き始めまでに1〜2時間。
作用の持続時間は4〜6時間というのが一般的です。

 

プロバンサインで根本改善、多汗症の完治は可能なのか?

プロバンサインは多汗症など、汗の抑制に効果がある薬ですが、飲んでいるときにしか効果は得られません。

 

そのため、薬を飲むだけでは根本の克服には繋がりません。

 

根本改善を目指すのであれば、プロバンサインを服用しながら根本の原因の改善に努めるようにしてください。

 

ただし、薬は根本的な改善には繋がらなくとも飲めばすぐに効果を得られるため、今すぐに汗を止めたい人にはとても効果的であり、根本改善に取り組む人にとっても普段の汗を止めた上で改善に努めることができるため、改善に対する意欲や心に余裕が生まれるため、前向きに克服に向けて取り組めるようになると思います。

 

普段の汗対策、多汗症の根本改善への補助薬としてとても力強い味方になるはずです。